「宙(ほし)の便りの届く町」というキャッチフレーズがあるくらい、宇宙と関わりが深い神岡町。
神岡の中でもさらに山奥で、最先端科学の研究が行われていることはご存じですか?
2002年に小柴昌俊さん、2015年に梶田隆章さんが受賞したノーベル賞を受賞したことで有名となった「スーパーカミオカンデ」。
「スーパーカミオカンデ」とは現役のニュートリノ観測装置で、「顕微鏡」であると同時に「望遠鏡」でもあると言われています。
観測も分析もできる装置ってことですね!
じゃあ、そのニュートリノって何?というと・・・
簡単に言えば「物質を構成する最小単位の素粒子」で、ニュートリノを詳細に調べれば、宇宙の成り立ちの解明につながるかも!と言われているんです。
「スーパーカミオカンデ」は神岡町の旧神岡鉱山内に設置され、日々そんな研究が行われています。
現在は「スーパーカミオカカンデ」の約5倍大きさの「ハイパーカミオカンデ」を建設中で、2027年の実用開始を目指しています。
単純に言えばニュートリノが捕まる量が5倍になるかも!?ということ。
研究がもっともっと進んでいきそうですね~!
ここからさらにノーベル賞が出るんじゃないかと期待されています!
じゃあなぜ神岡でそんな研究が行われているかというと・・・
実験には「超純水」と呼ばれる何万トンもの水が必要であり、雪解け水も豊富で水のきれいな神岡だからこそできることだと言われています。
さらには、この辺りは「飛騨片麻岩」という硬い岩盤でできているので、地下に大きな空洞を作っても壊れないということ。
また、その固い岩盤を掘っていける神岡鉱山の優れた掘削技術もあったため、神岡に作ることができたんです。
なんか神岡って実はすごいところなのかも・・・!
興味が出てきた方は、もっと詳しい解説がたくさん出ているので検索してみてくださいね!
さて、そんな「スーパーカミオカカンデ」は、研究施設のため一般公開はされていません。
基本的には年に1回のGSAというイベントの機会にだけ、抽選で坑内へは入ることができます。(※2021年の開催は未定)
入ることはできないけどもう少し知りたい!気軽に知りたい!
そんな人はぜひカミオカラボへ!
カミオカラボは、道の駅 宙ドーム・神岡に併設した体験型施設です。
2021年の3月ででオープン2周年を迎えました。
ここには先に説明したようなことがもっと詳しくわかりやすく解説してあるし、スクリーンの映像やゲームもあって子どもたちも大喜びの施設!
もちろん大人だって、とってもわかりやすく科学について勉強出来ちゃいます。
吸い込まれそうなスクリーンやスーパーカミオカンデの中にある装置そっくりの模型も。
不思議な空間~。未来の世界って感じです。
こんなゲームスペースも。
最初は分からなくってもいいんです。
遊んでるうちにサイエンスキッズになること間違いなし!
こんなに遊べて学べてなのに、なんと入場無料!
解説もしてもらえるし、室内なので雨や寒い冬の日にもおすすめです。
次のノーベル賞が出る前に、ちょっとだけでも分かっていたら自慢できるかも。
カミオカラボで遊んで賢くなっちゃいましょう!