「飛騨かわい雪中酒」は、天然雪を利用した雪室(ゆきむろ)で3カ月ほど低温熟成させて完成するお酒。
今では雪中酒と言うと他の地域でも見られますが、元々雪深い地域として知られている河合町がこの土地柄を活かした特産品として30年ほどに始めた頃は先駆けでした。
しかも、雪室に運んだり取り出して発送したりという全ての作業を地元の人たちの手だけで行っているため、限定数での販売となっている幻のお酒です。
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雪室は言わば天然の冷蔵庫。
雪室の中は、春になって暖かくなっても室内は温度の変化が少ないので食べ物を長く貯蔵できるという昔から伝わる知恵です。
新雪の0~4℃の雪室で醸造すると、フレッシュさは残りつつ、とろみが出て口当たりがまろやかになるんだそう。
「雪中酒」という名前なのに飲めるのは夏ってのがさらに特別感です。
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河合町と白川郷の境にある天生峠の山麓から湧き出る名水で醸して作られ、その年の2月頃から水のくみ上げが始まります。
お酒造りを担当する地元古川町の渡辺酒造店、雪中酒となるのはしぼりたての生原酒。
「ひだほまれ」という飛騨の酒米を使っていて、味のバランスが良く飲みやすい酒米です。
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雪の上にさらして作られる「山中和紙」や、質のいいパウダースノーを楽しめる「飛騨かわいスキー場」など、河合町では「雪」がキーワードになっている気がしますね。
2022年の受付は6月頃、発送は7月を予定しているそうです。
本物の雪と桃の花とともに真夏に届くなんて楽しみ!
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最新情報は、河合町のやまさち工房で更新があるのでチェックしてくださいね~
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やまさち工房 は飛騨の山菜を瓶から取り出してすぐ食べれるごはんのお供を販売していて、そっちもおいしいし贈り物にも最適なのでぜひHPなどでチェックを。
ちなみに天生峠は雪解けとともにたくさんのミズバショウが咲くことで知られる湿原です。
ちょうど雪中酒が届く6月頃には入山できるようになるのでこちらもぜひ!