毎年4月19日、20日の2日間を通して行われる古川祭。
実際の祭の2日間以外の時でも「静」と「動」、2つの特徴がある古川祭の魅力をもっと多くの人々に知ってもらいたいという想いを叶えるために生まれたのが「飛騨古川まつり会館」です。
2020年6月にリニューアルオープンしました。
飛騨古川駅から徒歩約10分のまつり広場内にあり、実際の古川祭の「起し太鼓」もここから出立します。
リニューアルオープンに際しては「息遣いが聴こえるまつり会館」をコンセプトに、今までよりも体験のスペースなどを増やしてあります。
会館の中には、実際のお祭りで使われる9台の屋台のうち常に3台が展示してあり、年に2回入れ替えが行われます。
屋台に施されている木の彫刻の「匠の技」の精巧さと華やかな金具など、細かいところまで見学できます。
近くで見ると迫力ある~・・・!
同じように見えても彫刻が違ったり車輪が違ったり・・・
3台だけじゃなくて全部見たくなってしまいます。
その他の屋台は、それぞれの地区の屋台蔵の中に大切に保管されています。
普段は中の屋台は見られませんが、古川の町の中を歩くと屋台蔵があり、その前にあるQRコードを読み込むと屋台の特徴が詳しく知れちゃいますよ!
古川の屋台にはからくりを保有しているものが2台あり、操作は手動なんです。
簡単な作りの人形があるので挑戦!
これがやってみるとなかなか難しいんです。
実際に動かしてみると、あんなになめらかに動かせるのってすごいんだな~と!
起し太鼓の展示の前には、「とんぼ」の体験ができるブースも!
古川キッズ憧れのとんぼが体験できるのでぜひ写真を撮ってみて下さいね。
もちろん大人の挑戦も大歓迎です!
神事やイベント部分だけでなく、祭の文化も紹介してあります。
祭の時は「ごっつぉ」(ごちそう)とお酒が各家庭で用意され、親戚や知人を自宅に招く「呼び引き」をします。
料理には地元飛騨で取れた米や野菜、富山湾で獲れた魚など工夫を凝らした料理でおもてなしをし、とにかく豪華!
そうやって親戚や友人、さらには知らない人の自宅にまで招かれ、何軒もはしごをする文化が根付いているので、祭の日だけはどれだけ酔っぱらっても許される日でもあります。笑
さらには、お祭りの様子を臨場感たっぷりの4K映像で観ることもできますよ!
盛りだくさんな「飛騨古川まつり会館」に遊びに行ってみて下さいね!