「飛騨古川三寺まいり」の歴史は古く、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のご遺徳を偲んで古川町内の3つのお寺を詣でたことが始まりだといわれています。
明治・大正時代には、飛騨の娘たちの多くが野麦峠を越え信州に出稼ぎに行っていましたが、この日は地元に帰り着飾ってお参りに出かけたそう。
そこで地元の男の子との出会いがあったため、今では良縁成就のお参りとしてたくさんの方にお越しいただいています。
「飛騨古川三寺まいり」についてはこちらからも。
「飛騨古川三寺まいり」は親鸞聖人の命日である1月15日の1日のみの風習ですが、観光に来ようと思ってもタイミングが合わないこともありますよね~・・・
そこで今回は、通年でもできちゃう「三寺巡礼お守り」を体験してみました!
「三寺巡礼お守り」は、三寺まいりの風習の要領で3つのお寺を回りながら自分だけのお守りをつくっちゃおう!というもの。
色は5色。
飛騨スタンダード、白壁モノトーン、きつね火レッド、大銀杏イエロー、春祭りピンク、と戦隊もののような名前もとっても気になる!
売れ筋は水色の飛騨スタンダードときつね火レッド。
やっぱり赤と青が人気なのはレンジャーと同じなのか~!
お寺にはそれぞれスタンプが置いてあるので、お守りに同封の台紙にぺたっとします。
台紙にはお願い事を書く欄もあります。
願いを込めてお参りして、スタンプを押すんですね!
なんか上手く押せなかった・・・笑
それも味なので良しとします。
巡る順序はどのお寺からでもいいので、最後のお寺でBOXに願い事の部分を切り離して投函。
お寺のスタンプ部分は持ち帰れるってことですね!
これって自分のお願いにももちろんいいけど、合格祈願とか健康祈願とか、誰かのためにオリジナルのお守りを作ってプレゼントしても嬉しいんじゃないかって思います!
ちなみに3つのお寺というのは、真宗寺(しんしゅうじ)、円光寺(えんこうじ)、本光寺(ほんこうじ)という古川町内の徒歩10分圏内にあるお寺です。
3つとも近いので気軽に行けちゃいます。
真宗寺は、隣にある赤い今宮橋の欄干から写真を撮るのがおすすめです!
円光寺には、かつての「古川大火」からお寺を守ってくれた「水呼びの亀」が本堂の屋根下の両側にいるので探してみてくださいね。
本光寺には、小説『あゝ野麦峠』を記念した文学碑も建てられています。
ちなみに3つのお寺は全て浄土真宗なので、御朱印はありません。
宗派によって御朱印がもらえたりもらえなかったりなんですね。
奥が深い・・・!
ぐるーっとお寺を回ってお参りをするだけなら1時間くらい。
途中で食べ歩きやカフェなどを入れたら半日くらい遊べそうですよ~!