ちょっといい遊び方

都を造った飛騨の男たちの技を体験できる、飛騨の匠文化館

今回は、これから来る寒い季節でも雨の日でも遊べる古川町内の飛騨の匠文化館で遊んでみました!

場所はまつり広場の中、三寺めぐり朝市という地元の野菜などが並ぶ朝市が隣で営業していて、朝はおじちゃんおばちゃんの声が賑やかです。

【古川町 飛騨の匠文化館】

飛騨は昔から「匠の里」と言われるほど大工の腕が良く、奈良時代以降「飛騨の匠」たちは当時の都である京都に派遣され、寺社建築の造営に携わったと言われています。

この飛騨の匠文化館は、地元の木材を使い、匠の技を受け継ぐ地元の大工さんたちによって建てられました。

【匠の技 雲形肘木(くもがたひじき)】

写真にあるような軒下にある「雲形肘木(くもがたひじき)」、通称「雲」は、飛騨の大工にとっては自分のサインのようなもの。

古川の町を歩いていてもお家の軒下にあって、気になっていたんです。

ここを見ればどの大工さんが建てた建物なのかわかるということですね!

おもしろい!そしてたくさん種類があってなんかかわいい!

基本的に、家などには1人の棟梁しか関わらないため、その分の雲しかありません。

しかし匠文化館は約30人の地元の棟梁たちによって建てられたため、軒下に各棟梁の雲がずらっと並んでいます。

【古川町 飛騨の匠文化館】

中に入ってみると、飛騨の匠に関する展示や体験がたくさん。

【古川町 飛騨の匠文化館】

このパズルは、飛騨の匠の伝統技術として有名な「組木(くみき)」の手法を使ったもの。

釘やねじなどの金具を使わずに、文字通り木を組んで組み立てる技法です。

なので飛騨の伝統的な建物は釘やねじなどは使われていないんです!

これはなかなかびっくりです。

【古川町 飛騨の匠文化館】

それって強度大丈夫なの?と思うところですが、実は組木は釘とかみたいに錆びることもないし、がっちり組み合って丈夫だと言われているので今まで受け継がれているんですね~。

体験コーナーでは、組み木パズルにも挑戦することができます。

意外と大人の方が難しい・・・。

子どもたちは簡単に組み立てたりするので頭がやらかいんだな~。

みなさんも柔軟な頭なのか、ぜひ挑戦してみてください!

その組木の技術を使ってオリジナルのコースターも作れちゃいます。

細かい凹凸の間をトントン、と優しく削っていきます。

削ったものをさっきのパズルの要領で組んだら、できた~!!

自分で作ったものだとよりかわいくみえる~!

1時間くらいあれば余裕で出来たのもお手軽。(※要予約)

これに乗せてはやくコーヒー飲みたいな~。

しかもパズルと同じ仕組みなので、違った色のが2つあれば、組み替えてチェック柄にできたりするってスタッフさんが教えてくれました!

時間のない方は館内のおみやげコーナーでも売ってます。

現代的にピアスやイヤリング、カフスやタイピンにもなっていてカジュアルにも上品にも見えるのでおすすめですよ~!

けど他のおみやげにも目移りする可能性も大です。

最後はここから見るのが古川一の景観も言われる瀬戸川の風景を2階から見下ろしてゆったり。

遊べるだけでなく体験もでき、町のこともたくさん知れちゃう飛騨の匠文化館

雨の日や寒い日だけでなく、もちろん天気のいい日の散策途中にもおすすめです!

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