岐阜県東北端にあるのは、飛驒市神岡町「山之村」。
標高850 ~ 1000m に盆地が広がり「天空の里」と呼ばれています。
今回は、かつて冬の間の約5カ月は孤立していたという山之村の冬を乗り切るための伝統のひとつをご紹介します。
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山之村のすごいところは、その気候や地理に合わせた自給自足の生活が今も根付いていること。
農家と猟師、2足のわらじなんて人もいるそう!
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中でも「寒干し大根」は伝統食で、冬の間閉ざされる山之村の中では貴重な保存食でした。
この作業は1月の寒の入りのころに行われていて、そのころには積雪していることがほとんど。
軒下などにずらーっと並ぶ大根が白銀の景色をより一層白くしてとてもきれいなんです。
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氷点下の気温と日光を浴び、約1カ月ほど干している間に大根はあめ色になり、くしゅくしゅと縮んだようになります。
凍みればしみるほどおいしくなると言われる寒干し大根。
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時にはマイナス20℃にもなる気候が大根の甘味を凝縮させていきます。
寒干し大根を作る様子は、地元の主婦たちで作られた「すずしろグループ」の映像がとてもかっこいいのでぜひ!
約30年前に、地元の主婦で作られたこのグループが寒干し大根を商品化したそう。
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乾燥させているので水で戻して調理をしますが、煮物やすき焼き、サラダ、なんとグラタンにも合うそう!
伝統食×グラタンってとても気になります・・・!
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山之村の風土を巧みに利用した、天然フリーズドライの寒干し大根。
ネットでも買えちゃうのでぜひ一度食べてみてください!