岐阜県東北端にあるのは、飛驒市神岡町「山之村」。
標高850 ~ 1000m に盆地が広がり「天空の里」と呼ばれています。
山之村というのは7つの集落の総称で地名ではないので、「地図にない村」とも呼ばれています。
山之村へは、神岡振興事務所や濃飛バス営業所などの神岡町中心部から市営バス「ひだまる」で約1時間。
公共交通機関はこれしかなく本数も少ないので、事前にチェックして下さい!
約70戸から成る小さな集落で、飛騨の中でもかなりの豪雪地帯。
かつては冬の間の約5カ月は孤立していたような、神岡町の中でも少し特殊な地域です。
山之村のすごいところは、その気候や地理に合わせた自給自足の生活が今も根付いていることで、まさに人々が自然に合わせて生活しているって感じです。
山之村の本来の姿が見えるのはきっと冬。
厳冬の時にはマイナス20℃近くなったり、2mほどの積雪になることも!
そんななか、昔からの保存食である「寒干し大根」が受け継がれています。
長い冬が明けてようやく春。
みんなで作業している様子もまたいいですね~。
なんとなく山菜も大きい気がする・・・野性味が強い・・・!
夏は避暑も兼ねて山之村キャンプ場で満天の星空キャンプ。
遮るものが何もないので、見上げると一面星空で吸い込まれそうになります!
山之村牧場には動物がのんびーり暮らしています。
ジャージー牛の乳しぼり体験やパン・バター、ソーセージ作りなどの体験も。
日によってはソーセージバイキングもしていて、これがおすすめ!
お肉はないのかあ~って思いませんでした?
自家製ソーセージと野菜のみで大満足できるおいしさなんです!!
食べ終わるころにはお家用に買っちゃってると思いますよ!
山之村牧場の営業は11月いっぱいで、4月下旬頃に冬季休業を明けます。
秋は紅葉とススキと茅葺のおうちの風景が、のんびりした気持ちにさせてくれます。
ゆっくり時間をとって散歩するだけでもいいですね~。
まさに秘境、山之村。
他にも、高冷地野菜やわらび粉なども山之村の貴重な特産なのでぜひ調べてみてください!