飛騨市は、岐阜県の最北部に位置する市で、2004年の平成の大合併により吉城郡だった古川町、神岡町、河合村、宮川村が合併し、誕生しました。
人口は約2万2千人、面積の93%が森林という地域です。
岐阜県は愛知寄りの美濃地方と、富山寄りの飛騨地方に分けられ、飛騨と美濃では気候も違えば方言も違い、文化も異なります。
飛騨地方は、高山市、下呂市、白川郷、飛騨市の4市村から成ります。
高山の古い街並みや下呂温泉、白川郷は観光地としても有名で、外国からも多くのお客様が訪れています。
飛騨地方の中ではまだまだ観光地として知られていない飛騨市。
アクセスは、お隣の高山市から車、電車、濃飛バスなどで約15分。
意外と近いですよね!
ちなみに、改元の際に現在の菅総理が掲げた「令和」の文字を書いたのは、古川町出身の書家、茂住修身さん。
この駅の「飛騨古川」の文字も茂住さんの書かれたものです。
町の中には、他にも茂住さんの書かれた看板もちらほら・・・。
公共交通機関だと飛騨古川駅を起点に、神岡町、河合町、宮川町に行くことになります。
本数は少ないので事前にチェックを!
神岡町は富山の中心部まで車で約1時間。
そのため、昔から富山や北陸との繋がりが強い地域でもあります。
神岡鉱山が全盛期の頃には花街があるなど、今もその面影を残したレトロな街。
河合町は伝統工芸の山中和紙や渓流釣りなど、古くからの文化が継承され続けている町。
豪雪地帯でもあり、山中和紙を作るときに楮を「雪ざらし」する手法は、気候を逆手に取った地元民の知恵とも言えます。
全国的にも珍しい石積みの棚田と板倉の風景が印象的な宮川町。
力強さを感じる石積みと、お米などを保存する木造の温もりある板倉のコントラストが季節問わず美しい場所です。
意外と奥が深そうな飛騨市だと思いませんか?
飛騨地域の穴場的な飛騨市を知れば、みんなに紹介したくなっちゃうかも・・・!