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民話:長兵衛とガオロ

宮川町が舞台になっている「長兵衛とガオロ」という民話。

話の内容は読んでもらうとして、ガオロと人間が違和感なくコミュニケーション取れているこの時代。

昔は本当にそんな世界だったのかもな~と想像しながら、今の宮川町とリンクした旅へ。

あ、そうそうガオロって、飛騨の方言で河童のことです。

宮川町だけでなく、飛騨地域にはガオロの昔話はいくつもあります。

川が生活の一部にある飛騨地域、かつて河童と共存していたとしても不思議じゃないのでは?

この民話にも出てくる宮川町は、河童がお返しをくれたように川魚が豊富。

「宮川のあばれ鮎」と呼ばれるように、広葉樹が多い飛騨市ではミネラルを多く含んだ水で鮎が成長するため暴れるほど元気がよく新鮮な鮎が生息していることで有名です。

そんなおいしい大好物の川魚をこの民話の河童はお礼にくれたなんて、いいやつ。

最大のお礼って感じですね。

宮川町には初心者向けのアウトドア施設もあるので、川魚初心者の人はこちらへ。

子どもたちのキャンプデビュー人もぴったりです!

それから宮川町が舞台になった民話には、池ケ原の大蛇の話も・・・

今ではこんなにきれいなミズバショウが見られているのも、そういった話があっての平和さなのかもしれませんね。

また、この民話に出てくるような水屋。

昔はどこの家にもあったみたいですね。

神岡町には、現在でも現役で町民に使われている水屋が点在しています。

昔話の生活の中にあった水屋が今でも使われているなんて、なんだか本当に物語の中に入ってしまったみたいですよね。

民話ひとつに沿っても、なかなか盛りだくさんな旅ができそうです。

さあ、”長兵衛とガオロ”の旅へ!

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