ちょっとした町の説明

縄文人も愛した妖精が舞う森、池ケ原湿原

宮川町の奥にある、“妖精が舞う森”を知っていますか?

【宮川町 池ケ原湿原】

県外からのリピーターも多い池ケ原湿原

景色が美しいのはもちろんですが、車いすやベビーカーでも通れる広い幅の木道と、駐車場から2~3分で湿原まで行けるという、とっても気軽な湿原なんです。

場所は、飛騨古川駅から車で約1時間。

例年11月上旬頃から冬季閉鎖しており、4月の半ば~下旬頃に解除されます。

湿原に住所はないので、ナビには「宮川町洞」か「飛騨みやがわ考古民族館」と設定。

そこまで行けば看板が出ているので、まずはここを目指しましょう!

車で行く場合は、この赤い平成橋が目印です。

【宮川町 平成橋】

古川町方面から来る場合はここを右折して、飛騨みやがわ考古民族館を横切り、山道に入っていきます。

道幅はマイクロバスまで通れる広さだし、きれいに舗装してあるので心配ないと思います!

【宮川町 池ケ原湿原 駐車場】

山道を登りきったら駐車場があって、ここに停めたら湿原はすぐそこ!

車から降りてからすぐなので、気持ち的にも近い!

【宮川町 池ケ原湿原】

着いた~!

春は黄色と白の花と葉っぱの緑がきれい!

小ぶりの花が辺り一面に咲いている様子は、まさに妖精が舞っているようです。

このコントラストが見られるのは、毎年4月下旬~5月上旬のあたりのちょうどGWを挟んだ前後くらい。

山の雪解けは遅いので、春が来るのも遅いんです。

【ミズバショウ】

市の花でもあるミズバショウは、雪のように真っ白。

特に咲き始めは、色も明るく真っ白です。

湿原の中に木道が通っているので、こんなに近くで写真が撮れるのもいい。

白い部分が花だと思ってたけど、実は花は黄色い部分だけで白い部分は葉が変形したものなんだそう!

白い葉の間から花が咲く様子は、飛騨の冬から春に移り変わる時季のようです。

【リュウキンカ】

黄色い小さい花がリュウキンカ。

湿地に咲くかわいらしい花です。

池ケ原湿原には、なんと縄文時代に狩人たちが短期的なキャンプを行っていた、という遺跡が残っているそう!

狩りの途中で、花々に癒されていたのかもしれませんね。

【キクザキイチゲ】

他にも菊のような形のキクザキイチゲや、

【ザゼンソウ】

お坊さんが座禅を組む姿に似ていることから名前が付いた、ザゼンソウなども見ることができます。

ザゼンソウは開花の時に発熱するそうで、雪の中から一番最初に顔を出すそう。

【初夏の池ケ原湿原】

ちなみに初夏はサワオグルマやカキツバタが咲くし、夏はコオニユリがきれいです。

ぱきっと鮮やかな緑は初夏ならでは。

【晩秋の池ケ原湿原】

秋はもちろん紅葉と、雪解けから雪が降るまで散策を楽しめます。

お弁当を持ってのんびり自然を楽しむのもいいな~。

町内の志田旅館さんでは、お弁当付きの宿泊プランもありますよ!

もっと詳しく植物や森のことを知りたい方は、飛騨市・白川郷自然案内人協会でガイドもしてくれますよ~!

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